私募債を活用し金融機関の信用を得て融資を引き出した会社さんの事例

某会社は資金繰りのために金融機関より融資を検討し、各金融機関へ打診をしてみるも、時期が悪かったのか、融資の件は見送られた。

そこで、困った社長はネットで何か良い方法がないかと検索して知った「少人数私募債発行キット」というものがあることを知り、早速購入した。

それから、なんとか出資者を2名確保することができ、総額2,000万円を年利3%、償還期限4年間で私募債を発行することができ、資金調達に成功した。

それから2年が経過した頃に、ある金融機関から突然に融資を受けませんか?という打診をもらう。それは既に融資を受けて現在返済中の金融機関からだった。

金融機関が言うには、

「社長、自力で私募債を発行していて2,000万円も調達していたのですね。びっくりしました。もし、よろしければこの2,000万円を当行で今の社債金利より安く全額を借り換えさせていただけませんか?」

と。

社長はびっくりした。

「噂では私募債を発行できる会社に対して金融機関が一目置くとは聞いたことがあるが、それが本当だったのだなと。」

その後、会社はその金融機関より借り換えさせてもらい、社債については社債権者と調整をして全額償還した。

以上の話は事実に基づいたフィクションです(金額・金利・償還期限等を少し調整しています。)が実際に少人数私募債を発行された会社から伺った話しです。

やはり、自社の力で資金調達をできるということがどれだけ金融機関からの見方がかわるのかということを表していること、また、当然にしっかりした償還計画に基づいて実行・管理すること(していること)の大切さを証明していることかと思います。

(この部分がおろそかだと借り換えオファーはこなかったと思われます。)

最後に、その会社からは、『「少人数私募債(発行キット)」という情報をいただけて感謝しています。』という嬉しいお言葉もいただいたこともアピールしておきます(笑)。

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