クラウドファンディングを投資型と非投資型に分けて詳細解説
クラウドファンディングの全体像が少しわかりにくいところもありましたので、今回簡単にではありますが下記の表にしてみました。
クラウドファンディングといってもざっくりした分類で「非投資型」と「投資型」の2つあります、その中でまた5つの類型が挙げられます。
分類 | 類型 | 規制(許認可) | 主なプラットフォーム 運営業者 |
概要 | リターン |
---|---|---|---|---|---|
非投資型 | ①寄付型 | - | ジャストピッキング | 寄付を募る | 無し(共感) |
②購入型 | 特定商品取引法 | レディーフォー、マクアケ 、キャンプファイヤ | 購入者から前払い代金を元手に製品・商品を開発製品化して購入者へ提供 | 商品・サービス | |
投資型 | ③融資(貸付)型 | 第二種金融商品取引業貸金業 | マネオ、クラウドバンク、アクシュ、SBIソーシャル | 運営業者が投資家から出資を募集し、その資金を個人・法人へ貸し付け | 金利 |
④ファンド型 | 第二種金融商品取引業第二種少額電子募集業 | セキュリテ | 運営業者を介して投資家と事業者とのファンド契約 | 事業収益 | |
⑤株式型 | 第一種金融商品取引業第一種少額電子募集業 | 日本クラウド証券? | 運営業者を介して投資家が事業者(非上場会社)の株式に投資 | 株式配当・上昇 |
本年5月に改正金融商品取引法として施行されたのは⑤株式型です。
(株式型については下記ページで解説しています)
⑤株式型以外でも事業者側からの資金調達方法としては、①~④まで存在しており、特に③の融資(貸付)型においては、運営業者として「マネオ」、「アクシュ」等の業者が既に数年の業歴、実績があります。
間接金融としての金融機関や日本政策金融公庫等からの資金調達が難しい場合は、こういった直接金融である、インターネットを介したクラウドファンディングという手法を活用するべきですし、今後10年もすれば資金調達にはクラウドファンディングが当たり前の時代が訪れることは間違いないと思われます。